■和菓子職人のつぶやき 祝喜寿
2010 年 4 月 30 日 金曜日本日、午前中ご来店頂き、無事お買求め頂きました喜寿のお祝いの「慶び重」でございます。
昨日、夜中に更新しました青えんどうの羊羹を使ったお菓子は、上段(写真右手の箱)の「喜寿」を彫ったお菓子のベースになっております。
亀と鶴は練りきり製です。
で、下段(左側の箱)は大きな上用饅頭です。この箱の内寸が17cmですので、結構大きいという事がお判りになるでしょうか…。
で、ただ大きくしても面白くありません。いや、べつにお菓子作りで遊んでいる訳ではありませんが、中を割った時に、ちょっとした感動があった方がイイかと思いまして…。
右の写真のように、餡玉を作る際、中に子ども饅頭(…とは言っても、普通の大きさのお饅頭です)を入れてあります。
ベースがこしあんですので、赤いお饅頭は手亡餡を。白い方は抹茶餡をそれぞれ包んで蒸しあげました。
本当はもう少し嵩を出したかったのですが、箱の都合で平たく仕上げました。で、上面を焼いたのですが、白くて広い面に焼き文字だけだと寂しいと感じましたので、急きょ周りに練りきりで装飾を…。なかなかきれいでしょ?
下段、お饅頭上面の「喜」と、上段の「喜寿」の文字が、昨日書きました、柿渋紙を彫った型紙をあてて付けた文字です。お饅頭の方は「餡グラス」、上段右盛の方は「針切り」、確かどちらも技能士試験になっていたと思います。滅多にしない仕事でして、技能士資格を有しているのですが、なかなか自信が付かない仕事でもあります…。
いずれにしても、晴れの日のお菓子のご用命を頂ける事に感謝。これで、お客様の喜ぶ顔、声が聞けると最高なんですが…。





